第9回ぽちゃオフ3位入賞構築~ガブコケコポリ2ギガスイッチ~[wcs2017ルール準拠、アローラダブル]
タイトルに示す通り、久々の好成績を収め構築自体もある程度の強さを確保したものであると自負しているため、満を持して久々のブログ更新です。
【パーティ紹介】
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
ガブリアス | 拘りスカーフ | 地震 | 毒づき | ドラゴンクロー | 岩雪崩 | 鮫肌 |
カプ・コケコ | 気合の襷 | 十万ボルト | 守る | マジカルシャイン | 挑発 | エレキメイカー |
ポリゴン2 | 進化の輝石 | トリックルーム | 冷凍ビーム | 十万ボルト | 守る | ダウンロード |
ギガイアス | 岩Z | 岩雪崩 | ストーンエッジ | 守る | 毒々 | 砂起こし |
テッカグヤ | ソクノのみ | ラスターカノン | 火炎放射 | エナジーボール | 守る | ビーストブースト |
ファイアロー | 飛行Z | ブレイブバード | フレアドライブ | 守る | 追い風 | 疾風の翼 |
ガブリアス : 183-182-115-×-106-169
カプコケコ : 145-×-105-147-96-200
ポリゴン2 : 191-×-120-143-130-85
ギガイアス : 191-205-150-×-102-27
テッカグヤ : 197-×-123-174-121-89
ファイアロー: 154-146-91-×-89-178
【個別紹介】
スカーフガブリアスの強さについては既に様々なブログで紹介されているため、ここでは省きます。終盤の一層役や序盤の削り役として運用することを想定していますが、このパーティ(というより現環境)ではトリル下のギガイアスの方が強力であるため選出機会はあまりなかったです。とはいえ、スカーフガブリアス自体が強力であり勝ち筋を複数用意させるのは良いことであるため、現段階ではこれがベストだと考えています。
カプ・コケコ
フィールドメイカーの中でカプ・コケコを選んだ理由として、地面耐性のある飛行及び浮遊に対して安定したダメージが見込めることと、ほとんどの相手に対して先手で挑発を選択できることが挙げられます。特にポリ2のトリルと合わせて、ほぼ全てのS操作に対して切り返しができることが最大の魅力です。持ち物はシュカで回したこともありましたがあまり発動しなく、エルフーンのZ自然の力などでワンパンされたことから行動保証が約束される気合の襷に落ち着きました。
トリックルーム要因として最も数値が高く、ガブリアスを処理できることから安定のポリゴン2にしました。恐らく、殆どの方が驚くかもしれませんが自己再生を切った構成になっています。理由としては前述の役割からトリックルームと冷凍ビームが確定し、十万ボルトに関しては水タイプの処理が遅れがちであることと、エレキフィールドの補正が掛かればトライアタックよりもダメージが見込め、何より氷技との相性が良いことが挙げられます。そして、守るに関しては、火力がインフレしておりZ技やフィールド補正などによる高火力技で集中されて落とされることが予想されたため、隣と合わせて上手くコントロール出来れば大きなアドバンテージが得られます。スイッチパーティの性質上、上手く上を取って制圧するため攻撃役として参加させる必要が有り、上手くいけば自己再生がなくても済むという感触でした。
今の環境では岩技の通りが比較的良いため、岩Zで攻めていくギガイアスが非常に強力でした。また、岩雪崩という優秀な範囲技もあり、トリルアタッカーとしての素質がピカイチでした。ワイドガードが採用されうる枠に毒々を採用したのは、ポリ2やトリトドンなどの要塞を突破する手段が欲しいことと、そもそもワイドガードを選択することが皆無であること、なにより場に出すだけでワイドガードを警戒してくれるだろうということが主な理由です。(遺伝し忘れたというのもあるが)
テッカグヤ
ガブリアス+カプコケコ、ギガイアスとの相性が良く、補完アタッカーとして採用しました。特殊型にした理由としては、威嚇でダメージが下がらないこと、カミツルギへのダメージを意識したこと、ギガイアスとの兼ね合いを意識したことが挙げられます。(物理型でも十分強いと思います) 持ち物に関しては、当初は命の珠にしていましたが、コケコやテテフに対する行動保証が欲しい場面があったためソクノの実としました。普段は防御的なイメージですが、消して火力が低いわけではなく、このポケモンで相手の残数を減らせば一気に制圧できる場面が何度かありました。
ポリゴン2では難しいフェローチェやマッシブーン、ハリテヤマなどの格闘ポケモンがいた場合に牽制することと、スカーフガブリアスとの相性の良さを考えてファイアローを第2の補完として採用しました。構成自体はテンプレなので語ることはあまりないですが、僕自体はこのポケモンをあまり信用していません。(それでも強力であることに変わりないが...) テッカグヤと共にカミツルギに対して滅法強いのもポイントです。
【立ち回り(ほんの一例ですので、鵜呑みにしないでください)】
対トリパ
カプ・コケコ ポリゴン2orファイアロー
ギガイアス テッカグヤ
相手のトリルを挑発で防いだり、ポリ2で返したり、またはギガイアスで逆に利用したりと得意な分類です。ハリテヤマ入りがかなり辛いが選出画面のファイアローでブラフをかけたりします。
対追い風
カプ・コケコ ポリゴン2
ギガイアス テッカグヤ
トリパと大体同じで、追い風要因に対して挑発を通すのがベターです。トリルが決まればギガイアスポリ2(テッカグヤ)で完封することも可能です。
対スタンパ
(相手に合わせて)
相手によってトリル軸のギガスかスカーフガブリアスで制圧する形を狙います。厄介なのはオーロラベールや壁などで耐久を上げられることで、回復手段もあると崩すのがかなり困難であることから、挑発コケコをどう通すかが鍵となります。また、壁を貼られた時の対処として瓦割り・サイコファング・霧払いなどを余裕があれば採用したいです。 (枠がなかった)
対天候パーティ
ギガイアスの岩技が受かりにくいため、天候の切り返しとともに、トリル下で制圧していくことを第一に考えていきます。コータス+ドレディアに関しては初手ファイアロー投げが無難で、ポリゴン2でトリルする場面を考えます。ペリッパー+ゴルダックは水技のゴリ押しでポリゴン2が落とされないように立ち回ることが大事です。ギガイアス+ムーランドは相手のギガイアスが弱点保険を持っていることが多いため、ガブリアスやテッカグヤで弱点を突くときは注意が必要です。キュウコン+サンドパンに対してはかなり有利なはずなので取り巻きに合わせて選出して、追い風状態のスカーフガブリアスかトリル下のギガイアスで締めましょう。
対ギミック
(相手に合わせて)
挑発コケコでどうにかしたいが、通らないことがあるため隣で対処することも考えます。オドリドリフェローチェはコケコ+ガブorファイアローで場を整えながらポリ2でトリル展開をしていきたいです。イーブイに関してはこの指合わされたら無理なんで素直に岩雪崩怯みを狙っていきましょう。 (どうしても対処したければドラゴンテールや吠えるを仕込みましょう)
※誤魔化しについて
どうしようもないと判断した場合はスカーフガブリアスorトリル状態でのギガイアスで岩雪崩をしていくことも大事です。上をとることに特化しているため、比較的狙いやすいです。
【最後に】
ある程度の強さを確保したと書きましたが、これは立ち回りが噛み合った上で成り立ち、多少のプレイヤースキル(縛りや制限、素早さ操作のタイミング、ターン数の把握)が必要であると考えています。
今回は、ポリゴン2の守るがあまり想定されなかったのか上手くペースを掴めていけましたが、次回以降はそう容易くはないでしょう。
これから必要なのはその後の展開を想定し、定石を養っていくことだと考えています。
あとは、環境に左右されにくい構築も考えていきたいです。